多くの命を奪った郡司独裁政権の罪を暴く中、すさまじい妨害が繰り広げられますが、それにもめげず立ち向かう検事とそれをサポートする若者の姿が美しいです。歴史はやはり若者が切り拓くのだなぁと実感しました。
不登校やひきこもり、子どもの問題行動などについて常々考えていますが、国語力(読解力・思考力)に焦点を当てたすばらしいルポです。自分の言葉で話し、考えることがいかに大切かを示してくれます。2022年の12月定例会の一般質問は、この書籍に大きな示唆を受けたものです。
ひさびさにほっこりする映画を観ました。人生はうつくしい、生きることはすばらしいことなんだと感じさせてくれます。ぜひご覧ください。
人口減少、不登校・ひきこもりについてずーっと考えてきましたが、こういう視点から把握するのも必要だなぁって考えさせられました。人類はいまエポックメイキングな地点にいるのかもしれない。その記念碑となる本かもしれません。
娘に紹介されて観た映画です。人生いやなこともあるけれど、それでも素晴らしいと思える映画です。優しくて心が温まる映画、すべての人に観てほしいと思います。
登山家・野口健さんを尊敬します。その登山実績のみならず、清掃登山を実施している点もすばらしいですね。エベレスト(チョモランマ)がゴミだらけで、しかも日本人がおいてきたゴミが多いことに胸を痛めヒマラヤだけでなく国内でも清掃登山をしているそうです。
さらに最近新聞で知ったのは、山で命を落としたシェルパの遺族のための基金を設けていることです。荷揚げや頂上アタックにおいて現地のシェルパの支援は重要なものです。しかし、その割にシェルパには光が当たることは少ないようです。そんなシェルパを大切にし、犠牲になった方の遺族にも目を配る姿勢はすばらしいと思います。こんな人に僕はなりたい。(2019.1)
野球はカープのファンです。祖父が広島出身で、間接被爆したということも影響しているのかもしれません。NHKの番組で1975年の初優勝のことが放映されていました。優勝パレードの沿道には亡くなった家族の遺影を手にしている人が多かったそうですが、原爆症で命尽きた方のようです。ファンからはありがとうという声がたくさん寄せられたとのことです。原爆から30年後の初優勝、ようやく復興を果たしたというのが市民の感覚だったのでしょうか。いま(2017年)、再びカープの黄金期を迎えています。
/05というアルバムに入っている曲ですが、すごくやさしくて美しい曲です。今のところ一番好きな曲かな?へこんだりしたときにはいやしてくれる曲です。
前作の下町ロケットと同様に、ものづくりの大切さを教えてくれたドラマでした。ある中学生を対象にしたアンケート調査で、なりたい職業NO.1に「金融業で金儲け」とありましたが、それだけにかみしめるべきドラマだと思いました。日本の基幹産業はものづくりだったはずです。
・この世界の片隅に(映画)
上山市民平和の集いで上映しました。のんさんが声で出演するので話題になりましたが、映像がすごくきれいでびっくりしました。内容も反戦映画とは少し違った手法で、とても心に残るものでした。コトリンゴの歌もいいです。
・FOSTEXのスピーカー
40年以上たつスピーカーをリニューアルして、Fostexのフルレンジスピーカー20pに替えてみました。すばらしい音ですね。こんなにリアルな音が出るとは想像もつきませんでした。Sonyのハイレゾ用のスピーカーもいいのですが、やはり天体望遠鏡と同じで、口径があった方がダイナミックな音がします。
・フォーレ「小ミサ曲」
孤島で暮らすため1枚だけ好きなCDを持って行ってもいいと言われたら、たぶんこれを持って行くと思います。レクイエムも好きです。演奏は少年合唱団+ボーイズソプラノでお願いしたいです。フォーレの旋律はすごく独特な響きがあって、聴いていて本当に天国に行けそうな気がします。
・The Beatles
次のライブではビートルズの前期の曲をやろうと思っているのですが、結構難しいんですね。ジョン・レノンはサイドギターというイメージが強かったのですが、あなどれません。ポールもよくもあんなベースを弾きながら歌えるもんだと感心しております。難しいパートを弾きながら、きれいにハモらなければなりません。恐るべしビートルズ。
ちなみに今練習しているのはI feel fine , Day Tripper , Nowhere Man などです。夏祭りライブ、毎年7月の最終日曜日、材木栄屋さんのゲートボール場でやっています。
・「未知との遭遇」スピルバーグ(映画)
宇宙人というと何か不気味な、敵対する存在というイメージでしたが、この映画を観てたとえ宇宙人でもフレンドリーに接すること、意思疎通の手段を講じることの大切さを教えていただきました。音階で意思疎通するってところがいいですよね。言葉が通じなくてもきれいな音階は理解し合える−宇宙人に限らず、コミュニケーションの基本は気持ちを伝えることですね。
・「沈黙」遠藤周作(本)
神の存在と人間の弱さがテーマだと思います。その年代によって解釈も変わってくるような気がしますが、迫害に信念を曲げる「キチジロー」に最近はシンパシーを覚えます。命をかけて信念を貫くのもかっこいいですが、自分の弱さを知り、それでもそこから立ち直る誠実さも大切なんじゃないかなぁと、スコセッシ監督の「沈黙」を観て感じました。哲学者・古在由重もそういうことを考えていたのではないかと勝手に解釈しています。
・「怒り」(映画)
貧困、差別、沖縄など現代の抱える問題をテーマに、三者が微妙に絡まりながら展開するストーリーですが、最後の広瀬すずの叫びが印象的でした。特に沖縄の問題は、これだけ犠牲になっても、まだ何も変わらないのかという怒りが僕に向けられているような気がして、しっかりせいと言われているようでした。なぜか無性にカントの本が読みたくなり、人生の基軸=提言命令を再確認しました。
・「君たちはどう生きるか」吉野源三郎(本)
戦前の重苦しい時代に書かれた本ですが、科学・理性の精神を持ってすがすがしく生きることを教えてくれる本です。人生を終えるまでに何回も読み返したい本です。今年(2017年)になって再びブームになっていることはうれしい限りです。
・「夜と霧」フランクル(本)
アウシュビッツの強制収容所から奇跡的に生還した心理学者の本です。過酷な状況を耐えるためには希望を持つことが重要だと教えてくれた本です。東日本大震災の直後、一週間ほど現地支援に行ってきましたが、絶望の極限で一生懸命にこの本の言葉を思い出していました。